設立趣旨

 足立区は、21世紀に向けて都市として成熟期を迎えつつある。 特にここ数年、21世紀を展望した社会・経済情勢の予測は、区民の生活環境と生産環境に大きな影響を与えるものがある。 そのため区は、都市としての環境整備を、計画的かつ効率的に推進するため従来の基本計画を見直し、 新たに昭和61年8月、21世紀を展望した足立区の将来あるべき姿を明らかにした基本計画を策定した。
新基本計画は、社会構造の変化や区民の価値観の多様化などに対応すべく多くの施策を構築し、 区民の活力あるそして安心して暮らせるまちの創造を目指している。
今後はこの目標を実現するための新しいまちづくりを、展開していかなければならない。 それには、行政と住民がそれぞれの立場で、積極的に取り組むことが必要である。 特に住民の自主参加の動機付は、まちづくりに向けての情報提供や技術的な援助、行動するための組織形成への援助など、住民の自主まちづくりのための条件整備が不可欠である。
とりわけ住民のふれあいを通しての防災まちづくり・活力あるまちづくり・うるおいのあるまちづくりなど、 身近なまちづくりの積み重ねによって形成することが必要である。 一方、区の各種施設は、住民のコミュニティ育成の中心的な存在になりつつある。 施設が「出会いの場」となり、各世代を通して、また、新旧住民の新しい出会いが、地域のまちづくりの活力となっている。 これらの施設の建設計画は、一応の目安がつきつつあり、今後は施設の適正な維持管理が重要な課題となってきた。
特に、今後の施設の維持管理にあたっては、都市景観上、地域との適応性など、一層の弾力的対応が必要となってきている。 区の各種施設が時間の経過とともに、機能低下などの生じないように、かつ、総合的なまちづくりの発想が導入可能となるよう、迅速で効率的な維持管理機構が求められている。
以上のような状況から、今後のまちづくりのより一層の発展と、施設の効率的管理が可能となる財団法人足立区まちづくり公社を設立するものである。